2023.1.25 - Wed.日常ブログ

こんにちは、介護スタッフのバンビです。

犬鳴山荘では、自立支援に向けた取り組みを行っています。

今回は「水分補給」をテーマに、数回にわたり紹介します。

第1回は水分補給の目的について。

はじめに、そもそもなぜ「水分補給」が必要なのでしょうか。

その理由は私たちの体にあります。

人の体は、大半が水分で出来ています。

体の働きを維持するために大切なもので、体全体に蓄えられています。

その中でも血液はおよそ90％が水分で、栄養素や酸素を届ける、老廃物を回収する、といった重要な働きをします。

さらに集められた老廃物は尿として、体外へ排出されていきます。

また、汗として水分を蒸発させることで体温を調整する機能も体には備わっています。

重要な役割を果たしている水分がなければ私たちは生きていくことが出来ず、だからこそ体にとって非常に重要な存在なのです。

特に筋肉は多くの水分を蓄えられる場所ですが、年を重ねるにつれ筋肉量は減少し、たくさん体内にため込むことができなくなっていきます。

そこで水分補給は大きな役割を持っています。

しっかりと補給することで細胞が活性化され、身体活動性の向上、覚醒状態の向上が見込めます。

また、便秘の改善にも効果的です。

しかし、トイレに何度も行くのが嫌だ・迷惑をかけると言った理由で水分を摂らなくなったり、そもそも のどの渇きを感じないから飲まない、飲み物が欲しいと思わない、と水分を摂らなくなる方もいらっしゃいます。

そうすると、しだいに体内の水分が不足し、ひどくなると脱水症状が起こります。

水分が不足すると具体的にどういったことが起こるのか？

次回は「水分不足」について紹介します。