最近のできごと
特養の自立支援介護【排せつ支援】
2020.4.6 - Mon.日常ブログ
介護職員の初音です。
犬鳴山荘では、自立支援に向けた取り組みを行っています
今回は「排せつ支援」について紹介させていただきます。
半年前の入所当時は一人で立つことが難しく、
「トイレにいかなくてもいいよ、オムツでしとくよ」と
話されるご利用者がいました。
介護スタッフは毎日トイレを使用して排せつが出来るようにお声掛けを続け、
ある日ご利用者から「トイレに行ってみようかな?」というお声掛けがありました。
まずはご本人がどれだけ立つことが出来るのか確認したところ、手すりを掴めば立てる力があったので、
理学療法士・介護スタッフは足の筋力が維持・向上出来るように以下の運動を始めました。
① ベッドから車いすへの移り変わる時等に、足で踏ん張り立つ訓練を行う
② 座りながら足を動かす体操を実施する
③ 手すりを掴んで、立ったり座ったりの訓練を行う。
そしてトイレで排せつが成功した時には、喜びを分かち合うということを繰り返し行いました。
継続は力なりとはよく言ったものですね・・・
入所から約半年が立ち、排せつの失敗はあるものの、ご本人からの「トイレに行きたい」
「トイレで排せつが出来て嬉しい」という言葉も聞かれるようにもなり、
ご利用者の生活の質も向上してきている様に感じられ、ご家族からも
「まさかトイレに行けるようになるとは・・・」と喜びの声も頂いています。
今後もこのような取り組みを行う事で、ご利用者・ご家族が喜んで下さるように
支援を行っていきたいと考えています。
次回は「ポジショニング」について紹介します。