2022.2.17 - Thu.日常ブログ

犬鳴山荘では、自立支援に向けた取り組みを行っています。
今回は「立位訓練」について紹介させていただきます。

機能訓練の中でも特に重要なのが「立位訓練」。

何故なら、ご利用者が「立てる」か「立てない」かで様々な違いが出てくるからです。

特にご利用者の生活の中で影響が大きいのが排泄に関して。

もしご利用者が立つことが出来れば、トイレを利用する事ができます。

しかし、介助しても立てない場合はベッドでの排泄交換となります。

やはり大人の人間として排泄はトイレで行いたいもの。

安易なおむつ対応はご利用者の自尊心を傷つけたり、活動意欲の低下に繋がります。

犬鳴山荘では可能な限りトイレ誘導を目指しており、その為にも立位訓練はとても重要になります。

機能訓練指導員は、訓練中にご利用者一人一人の立位能力を確認しています。

スムーズな立位動作ができるか、立位保持時間、どの程度の介助が必要かなどを細かくチェック。

一見立てないように思えても、足のつき方や手の持ち方、声かけの仕方により立てる事も多々あります。

そこで得た情報を介護スタッフに伝え、時には実際に立位介助をしてもらい必要な技術指導を行います。

普段、どうしても座っている時間が長くなりがちな為、下肢の筋力低下予防にも立位訓練は効果的！

これからもご利用者のQOL向上を目指し、様々な機能訓練を実施していきたいと思います。

これが犬鳴山荘が行っている「自立支援介護」です。
今後も取り組みをご紹介していきます。ご期待ください！