最近のできごと
犬鳴山荘の自立支援介護【食事・4】
2022.10.25 - Tue.日常ブログ
犬鳴山荘では、自立支援に向けた取り組みを行っています。
今回は「食事」をテーマに数回にわたりご紹介していきます。
第四回は「食事摂取について」です。
前回までは食事の意味や低栄養状態についてお話をさせていただきました。
そして今回からは実際に食事の摂取に関してお伝えしていきます。
以前にもお話しましたが、高齢者は普通食で1日1500kcal以上の栄養摂取が必要とされています。
山荘では更に100kcal多めの1600kcal以上の栄養摂取を目標にしています。
何と言っても食事はご利用者にとって最大の楽しみ♪
楽しく・美味しく・満足して頂けるにはどうすればいいか?
そこで管理栄養士が中心となり厨房スタッフが創意工夫を凝らします。
メニューも和食・洋食・中華などご利用者を飽きさせないよう豊富にご用意!
できるだけ普通食を食べて頂けるよう、一口大や荒刻みなどサイズにも配慮。
また盛り付けにも気を配り、見た目も重視し「五感」で楽しんで頂けるよう心がけています。
ただ、全てのご利用者が普通食を召し上がれるわけではありません。
噛む力や飲み込む力が低下し、普通食が困難なご利用者にはハート食を提供。
ですが柔らかく噛まない食事ばかり食べていると、咀嚼刺激が起こらず口腔機能が低下。
それにより、嚥下障害や誤嚥性肺炎のリスクが高まってしまいます。
そこで介護スタッフが食事中の様子を日々観察し、咀嚼や嚥下状態、食の進み具合を報告。
月に1度行われるミールラウンドにて医務・管理栄養士・ケアマネと相談し形態の変更も検討します。
やはり食事はしっかりと噛んで食べていただく事が大変重要ですからね!
また食事の際に欠かせないのが、お箸やスプーンなどの道具類。
これも自分で食べて頂くにはとても重要な事なんですが・・・
はい、今回はここまで。
次回は「食事に必要な道具」についてご紹介します。
ご興味のある方は是非ご覧ください (^O^)/